銀行のATMコーナーにお金を引き出しに行きました。
ATMが二台のところで、ドアを開けて入ったら、男性がちょうど使い終わって出るところでした。
もう一台は女性が利用中。
男性と入れ替わるように、空いていたATMに向かって操作を始める自分。
ですが、何故だか男性がなかなか出て行きません。
「明細書を綺麗にお財布に入れているとか、なにか整理されているのかな」と思ったのですが、どうやらそうでなかった様子。
隣のATMを利用していた女性が出られるのを待っていたようなのです。
その女性はベビーカー連れでした。
(お母さんなのでしょう)
で、男性は出るのを少し待っていて、ATMコーナーのドアを開けてさしあげていました。
女性は「あぁ!すみません」のようにおっしゃっていたので、2人は夫婦とかではないでしょう。
ベビーカー連れの女性が重いドアを開けることの大変さをおもんばかり、待っておられたのだと思われます。
「う~ん、あれはなかなかできることではないなぁ」と思った自分。
自分も、ちょうど出るのが同じタイミングだったらドアを開けてそのまま待ったでしょうが、10秒とか20秒待って手助けをすることまではしないと思います。
男性も子育ての経験があって、ベビーカー利用時の大変さを知っていたのかもしれないな。
自分にはそれがなく、これまで何も考えずにスルーしてきた、と。
そういう場面に遭遇し、しばらく優しい気持ちに包まれていたのでした。