古いパソコンの処分2

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少し前にノートパソコンの廃棄(無料回収業者に送る)を行いました。

自宅にもう一台使っていないWindowsノートPCが残っていたので、それも処分することに。

10年以上前の15.6型ノートパソコンです。

スペック的な情報
  • 購入日:2013年1月3日
  • 購入時のOS:Windows7
  • 処分時のOS:Windows10
  • CPU:第3世代Core i5
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:HDD 500GB

処分のためにやったこと等をまた備忘録として書いておきます。

  1. Windows Update
  2. パソコンの初期化
    1. やり方
    2. かかった時間など
      1. Widnows10の初期化にかかった時間(1回目)
      2. Widnows10セットアップで、Microsoftアカウントでログインしちゃった
      3. Widnows初期化後、Microsoftアカウントを作らずセットアップする方法
        1. ネットに接続せずにセットアップを進めていく
        2. 「アカウントを追加しましょう」でno@thankyuo.comを入力する
      4. Widnows10の初期化にかかった時間(2回目)
  3. データ消去
    1. コマンドプロンプト「DiskPart」でのデータ消去
      1. Windows10の回復オプションで起動
      2. 「diskpart」「clean all」のコマンド入力
      3. 「diskpart」「clean all」処理完了時のメッセージ
      4. 所要時間
    2. フリーソフト「DBAN」でのデータ消去
      1. DVDに焼く際の注意点
      2. DBANを起動→「autonuke」でデータ消去してもらう
      3. DBANでのデータ消去実行中の画面
      4. DBANでのデータ消去完了時に出る画面
      5. DBANでのデータ消去にかかった時間(500GB)
      6. DBANのデータ消去方式
    3. 他のよさそうなデータ消去フリーソフト
    4. 回収業者にデータ消去はしてもらうのもあり
    5. データ消去後、PC電源を入れてもWindowsは起動しない
  4. Windows10を再インストール
    1. Windows10のインストールメディアを作成
    2. Windows10を再インストール
    3. Windows10の再インストールにかかった時間
  5. メルカリに出品して売却
  6. ちなみに情報
    1. 有名パソコン回収業者
    2. 私が何度か使っている業者

Windows Update

このまえ処分したPCと違って、このパソコンはほとんど閉じたまま使っていませんでした。

ということで、まずWindows Updateをかけました。

Windows Updateの画面
まぜお
まぜお

7時間半くらいかかりました。大変だなぁ・・・

パソコンの初期化

パソコンを初期化しました。

やり方

初期化のやり方

設定 > 更新とセキュリティ > 回復 の「このPCを初期状態に戻す」のところからできます。

Windows10パソコンの初期化

Windowsを再インストールする方法は「ローカル再インストール(このデバイスから Windows を再インストールする)」を選択しました。

高速ネット回線に接続していて、またデータ通信量関係なし(使い放題)の場合「クラウドからダウンロード」を選ぶのでもいいみたいです。

WIndowsノートパソコンの初期化

かかった時間など

Widnows10の初期化にかかった時間(1回目)

「このPCをリセットする準備ができました」から初期化完了(Windowsセットアップ画面が表示される)まで

約45分

でした。

Widnows10セットアップで、Microsoftアカウントでログインしちゃった

Win10初期化後。

個人情報など残さずにパソコンを処分するなら、Microsoftアカウントを作成せずにセットアップするのがよさそう。

しかし私は自分のMicrosoftアカウントでログインしてセットアップしてしまいました。

Widnows初期化後、Microsoftアカウントを作らずセットアップする方法

初期後にMicrosoftアカウントを作らずに(ローカルアカウントで)セットアップを進める方法として、以下2つがあるようです。

ネットに接続せずにセットアップを進めていく

インターネットにつながないようにして初期セットアップを進めていくやり方です。

しかしセットアップ時のフローが変わったのか「ネットワークに接続しましょう」画面に「今はスキップ」などのボタンがありませんでした。

ネットで調べて次のように回避しました。

Windows10初期セットアップをネットに接続しないで進めていく方法

ネットワークに接続しましょう」の画面になったら[Shift + F10]を押してコマンドプロンプトを立ち上げる。

コマンドプロンプトにtaskmgrと入力してEnterキーを押す。

タスクマネージャーが起動するので「詳細」ボタンを押す。

ネットワーク接続フロー」を選択し「タスク終了」を押す。

そうすると次の「Windows10使用許諾契約」の画面になってくれます。

「アカウントを追加しましょう」でno@thankyuo.comを入力する

「アカウントを追加しましょう」のところで、

  • メールアドレス:no@thankyou.com
  • パスワード:適当なもの

を入力して回避する方法もあるようです。

それで進めていくと「問題が発生しました」の画面となりますが「次へ」ボタンを押します。

そうするとローカルアカウント作成のステップとなります。

Widnows10の初期化にかかった時間(2回目)

以下で行うデータ消去などでPC内のMicrosoftアカウントデータも消えてくれそう。

ですが、念のためもう1回Windows10の初期化をしました。

今度はWindowsを再インストールする方法を「クラウドからダウンロード(Windows をダウンロードして再インストール)」にしてやってみました。

WIndowsノートパソコンの初期化

かかった時間は、

「このPCをリセットする準備ができました」から初期化完了(Windowsセットアップ画面が表示される)まで

約120分

でした。

プログラムアンインストールなどはやらなくて済むから1回目より速く完了するかと思っていたのですけれども。

それよりだいぶ時間がかかりましたとさ。

データ消去

パソコンを初期化しただけではデータは完全消去されていないってことなので、

復元できないようにデータ消去しました。

コマンドプロンプト「DiskPart」でのデータ消去

コマンドプロンプト「DiskPart」(clean all)を使ってのデータ消去を実行しました。

これはディスク全体に0データを1回書き込む(上書きする)処理となります。

Windows10の回復オプションで起動

ネット情報によると、Windows10の回復オプションで起動させてやったほうがよさそうです。

ヒント:消去後、ハードディスクは未割り当てで初期化されない状態になります。そのため、現在のシステムディスクをクリーンアップする場合は、Windows 10の回復オプションで起動し、コマンドプロンプトを使用してください。

https://www.ubackup.com/jp/articles/wipe-c-drive-windows-10.html

また今回もWindows10の回復オプションで起動させることにしました。

Windows10の回復オプションで起動させてコマンドプロンプトを立ち上げるまで

Windows10の回復オプションで起動させるやり方はいくつかあるようです。

Windows10 回復オプション・回復ドライブのメニュー/Ufuidotnet(うふい.net)
Windows10 回復オプション・回復ドライブメニュー

私は [Shift]キーを押しながら再起動 でやりました。

  • いったんWindowsを起動する
  • Windowsのスタートボタン>電源ボタン>[Shift]キーを押しながら「再起動」を押す
Windows10の回復オプションで起動させる方法

Windows10の回復オプションで起動したら、次のようにコマンドプロンプトを立ち上げます。

  • トラブルシューティング
  • 詳細オプション
  • コマンドプロンプト

アカウント選択とパスワード入力が求められたので、それをやるとコマンドプロンプトが起動しました。

「diskpart」「clean all」のコマンド入力

コマンドプロンプト画面で次のようにコマンドを打っていきます。

各行の入力後には「Enter」を押します。

「diskpart」「clean all」
  • diskpart
  • list disk
  • select disk ●(●はデータ消去したいディスクの番号)
  • clean all

「diskpart」「clean all」処理完了時のメッセージ

このDiskPart「clean all」は、処理が終わると

DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。

とのメッセージが表示されます。

この状態になったらコマンドプロンプトを終了させ、PCの電源を落として大丈夫です。

所要時間

このDiskPart「clean all」の処理時間。

PCのスペック等によって一概に言えませんが、ネットでは「容量80GBで1時間」「容量320GBで1時間」などの書き込みが見られました。

今回の私のノートパソコン(500GB)では2時間弱で終わっていました。

フリーソフト「DBAN」でのデータ消去

データ消去は上のDiskpart 「clean all」だけでもいいのかもしれません。

しかしさらに念を入れて、フリーソフトのDBAN(Darik’s Boot and Nuke)をDVDに焼き、それを起動させることでのデータ消去を行いました。

なおDBANはSSDだと動作しない(サポートしていない?)とのこと。

DVDに焼く際の注意点

DBANをDVDに焼くときの注意点は、以下の記事を御覧ください。

私の失敗から書いたものです。

DBANをDVDに焼くときの注意点

DBANを起動→「autonuke」でデータ消去してもらう

BIOSでDVDドライブから起動するように設定しておきます。

そしてDBANを焼いたメディアをドライブに挿入し、パソコンを立ち上げます。

DBAN画面が表示されたら、あとは

autonuke」と入力 → Enterキー

で自動モードにてデータを消してくれます。

(DBANの最初の画面でEnterキーを押し、消去方式等を指定して実行することも可能です)

データ消去ソフトのDBANを「自動モード」で実行する
無料データ消去ソフトのDBANを「自動モード」で実行する

DBANでのデータ消去実行中の画面

DBANでデータ消去を実行中の画面です。

DBANでデータ消去を実行しているときに表示される画面

DBANでのデータ消去完了時に出る画面

データ消去が完了すると、こういった画面表示に切り替わります↓

DBANでのデータ消去処理完了時に出る画面

この画面になったら処理が完了しています。

DVDを取り出し、パソコンの(物理的な)電源ボタンを押してシャットダウンします。

DBANでのデータ消去にかかった時間(500GB)

このDBANでのデータ消去にかかった時間ですが、今回は約9時間でした。

第3世代Core i5、HDD 500GBでそういった結果となりました。

DBANのデータ消去方式

DBANは「autonuke」(自動モード)での処理だとDoD Shortという方式でデータ消去がなされます。

これは米国国防総省方式の簡易版なのだとか。

DBAN起動時の画面でEnterキーを押して対話モードにし、他の消去方式にして実行させることもできます。

以下の方式があるってことです。

データ消去方式内容
Quick Erace0のデータを1回書き込み
RCMP TSSIT OPS-IIカナダ王室山岳警察方式。計8回書き込み
DoD Short米国国防総省方式の簡易版。計3回書き込み
DoD 5220.22-M米国国防総省方式。計7回書き込み
Gutmann Wipeグートマン方式。計35回書き込み
PRNG StreamPRNGストリーム方式。乱数データを1回書き込み

他のよさそうなデータ消去フリーソフト

ほかのよさげなデータ消去のフリーソフトに「wipe-out」ってのがあります。

前回のパソコン処分のときに調べていて知りました。

回収業者にデータ消去はしてもらうのもあり

私がやったようなパソコンのデータ消去処理。

面倒と感じる場合、信頼できる回収業者にデータ消去してもらう手も。

リネットジャパンだと1台3,500円ほどでやってもらえます。

(おまかせ安全データ消去サービス)

パソコンのデータ消去完了後に、消去証明書を発行してもらのも安心かと。

不用パソコン回収業者の「リネットジャパン」ではパソコンのデータ消去完了後に消去証明書を発行してもらえる

データ消去後、PC電源を入れてもWindowsは起動しない

DiskPart(cleann all)やDBANでデータを完全消去したあとは、パソコンの電源をONにしてもWindowsは立ち上がってくれません。

真っ黒画面で「Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a Key」などのメッセージが出たりします。

Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a Key
DBANなどで完全データ消去後は、PC電源を入れてもWindowsは起動しない

これはOSの入ったドライブを完全にデータ消去している(つまりOSがも消された状態になっている)から、ですね。

Windowsを使いたければ、再度インストールする必要があります。

Windows10を再インストール

メルカリで売ることを考え、Win10を再イントールしました。

Windowsインストールメディアを作り、それを使って行いました。

Windows10のインストールメディアを作成

USBメモリを使いました。

Windows10を再インストール

作成したWin10インストールメディア(USB)を差してノートPCを起動。

再インストールしていきました。

Windows10の再インストールにかかった時間

Windows10の再インストールにかかった時間は30分ほどでした。

  • インストール開始~初期セットアップ画面(コルタナが立ち上がって話し出す)まで:約20分
  • 初期セットアップ画面~Windowsの画面が表示されるまで:約10分

約20分

Windows10の初期セットアップ画面

約10分

メルカリに出品して売却

今回はメルカリに出品して譲渡しました。

同一PCのヤフオクなどの出品額などを参考に値付けしました。

(結構、強気な値段で6千円!)

追記

売れるまでにだいぶ時間はかかりました(なんと半年以上!)が、無事に売却できましたー。

ちなみに情報

パソコン処分のやり方には、回収業者に出すというのもありますね。

有名パソコン回収業者

業者としてはリネットジャパンが有名。

信頼性を求める方にはよさそうだと思います。

ただしデータ消去をやってもらうには料金がかかります。

(おまかせ安全データ消去サービス。税込3,498円/台)

国(環境省・経済産業省)認定のリネットジャパン

私が何度か使っている業者

ちなみに私がこれまでに何回かPCの無料回収をしてもらっているのが以下のところです。

パソコン回収のライズマーク|無料回収・全国対応

パソコン買取もやっているので、「Core i」「Ryzen」搭載パソコンは買い取りで出すのもありだと思います。

ただしデータ消去については次のように書かれているので注意。

当店のデータ消去について|ライズマーク
まぜお
まぜお

どうなんだろう・・・。データ復元ソフトを使われてたとしても大丈夫?

そのあたりは不明ですので、ご自身でデータ消去しない場合はリネットジャパン(「おまかせ安全データ消去サービス」を利用)のほうがおすすめです。

ちなみにライズマークで回収後のPCをどうするかというと、修理・メンテナンスして中古パソコンとして販売するってことです。

(販売できないような古いマシンは、レアメタル抽出等を行う業者に出したりするよう)

ネットから回収依頼をかければ、あとはPCを段ボール箱などに入れて宅配業者を待てばいいだけなので楽です。

日にち・時間帯指定もできますし、伝票も宅配業者さんが「印字された送り状」を持ってきてくださいます。